モトカレマニア 原作ネタバレ感想3巻！MKM丸の内さくら登場で波乱！

元カレのマコチはユリカに告白されたが、ウンともスンともいわなく何も答えなかったため、ユリカは、付き合っていた時も、そうだったと腹を立て、「そうやって何も言ってくれないの？」と問いただした。

そうすると、マコチはとりあえずファミレスへ場所を移動して、何も答えられなかった真相を打ち明けた。

マコチには、ただの「好きです」という告白か、「好きです」に対し返事を必要とする告白なのか、判断が付かなかったと答えたのだ。

それを聞くとユリカは、反省してちゃんと「返事が欲しい」と伝えると、マコチは「今すぐは返事はできない。自分の気持ちをはっきりさせて、伝えたいタイミングは自分で決めたい」と話した。

ユリカは、併せてマコチと共に住んでいる女性が気になり尋ねると、マンションを購入したお客さんで、「広すぎるので1人では恐いので、一緒に住んでもらえるなら契約する」との事で、一緒に住んでいる。と言い、同棲しているわけではなく、同居しているという。

そのマコチと暮らしている女性は、10歳年上の小説家の「丸の内さくら」であった。

丸の内さくらは、中学時代に長年憧れていた男子に告白されて交際をスタートしたが、相手から「友達に戻ろう」と言われ破局した。

そんな高校生に変わっても大学生に成長しても、元カレの事を引きずっていたさくらが小説を書き下ろした作品が大ヒット、さらに映画化もされることになって、高所得者となり、税金対策の理由でマンションを購入する事にする。

その担当者がマコチであり、中学時代の元カレにそっくりだったことで、さくらは「広すぎるので1人では怖いので一緒に住んでくれるなら契約する」と言って、マンション契約を交わしてマコチと一緒に住んでいたわけだ。

あれから、ユリカに好きと言われたマコチだったが、その異変に気付いたさくらは、マコチのスマートフォンからユリカの存在を特定し、ユリカの顔を見に行き食事に誘う計画を立てる。

2人が対面すると、ユリカはさくらの柔軟剤の香りで、マコチと同居している女性だと勘づいた。

ユリカとさくらは、双方共にマコチとの関係性といった親密さを強調しながら、マウントをとり合い、互いにメンタル面でダメージを負う。

こうした中、さくらがマコチに好意を抱いた理由は元カレに似ているからと言い放つと、ユリカはさくらに同感するが、食事が済んだら改めて敵としてお互い我に返るのだった。

その後、さくらは作戦を立て、マコチの求めていた大型テレビやトレーニングマシンを購入し、マコチが自宅にとどまるように仕向けて内密に恋人気分をエンジョイしていた。

一方で、ユリカは親友にアドバイスを求めると、「好きだと告白しているわけだから、連れ込め」と提案する。

そういう訳で、ユリカはマコチを食事に誘いながら部屋に連れ込むための理由を考え、マコチに借りていたDVDを取りに来る作戦を立て、見事マコチを部屋に落とし入れることに成功した。

マコチはDVDを探し回っているユリカに後ろから抱きしめ、キスをする。するとユリカは「これって、そういうこと？」と尋ねたが、マコチはフリーズしてしまった。

フリーズするマコチは、脳裏であれこれと葛藤するも、「ユリカの事は好き！」けれども、結婚する覚悟はできていないので、「好きだ」とそれだけを告げて、後日話をする事に決めた。

ユリカは嬉しくなり「同居も解消ってことだよね？」と聞くと、マコチはドキっとした表情で「同居の解消は決めていない」と話した。

ユリカは「でも私が好きなのに？別の女性と住み続けるのはおかしくない？」と距離を詰めると、マコチは「きちんと考えた上で話しをしたい」と言いたかったのだが、上手く言えず「まだ付き合うとは言ってないから」突き放してしまう。

ユリカは、動揺を隠せなかったが、平常心を装い「DVDを渡したかっただけなので」と言って、DVDを差し出すと、マコチを帰したのだ。

マコチは、「きちんと考えてから話したい」と言えなかった事を悔やんでいた。

マコチの異変に気付く敏感なさくらは、その理由を聞いてみる、するとマコチはユリカにキスしたことを話した。

それを聞いたさくらは、大きく動揺するが、同居を解消しなかったというマコチの考えから、1ラウンド目は自分の勝利だと確信を持つ。

ただし、このまま長期戦に達したら、負けてしまうと念頭において、さくらはユリカのスマートフォンに、マコチと共にベッドで横になっている写真を送りつけたのだ。

本当の事を言うと、さくらは締め切り日が近づく頃になると、ストレスの圧力を感じて寝ている最中にうめき声を出していたのだが、マコチがそばにいて寝ている時だと、うめき声が解消することができた。

その為に、マコチがさくらのそばで寝ることになり、当然、体の関係はなかったものの、添い寝フレンドという関係になっていたのだ。

マコチ氏は本当に、悪気はないのかも知れないがそれではダメなんじゃないですかね、これは……ユリカのまっすぐさが懐かしいほどに彼女は若い。

奮闘して自己肯定感を取り戻してほしいです。

丸の内さくらはなかなかツワモノだな。

ツンデレを装ってるのも面白いし、ガシガシ攻撃を差し出してくるのも、明らかに財力をうまく発揮しているのも強烈。

そして今回はハラミ会のみなさんがあまり出てこなくてさみしい（笑）

同じモトカレマニアとして、ある意味相性がいい2人にも思える。

マコチはユリカのことが好き、でもさくらの事がほっとけない。マコチの脳内で描く理想の未来は一体何なのでしょうか。

マコチはユリカにキチンと現状の事を整理してから、想いを伝えるのでしょうか…。

まだまだ波乱がありそうですが、ドラマで丸の内さくらを演じる山口紗弥加さんに注目が集まりそうですね。